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不定詞

「〜すること」「〜するための」「〜するために」は、to + 動詞の原形で表せます。文のどこに置くかによって働きが変わります。

3つの基本的な働き​

働き例文日本語訳
名詞的:〜すること
I want to learn English.
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英語を学びたいです。
形容詞的:名詞を説明
I have a report to write.
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書くべき報告書があります。
副詞的:目的などを説明
I called to confirm the date.
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日付を確認するために電話しました。

want / decide / hope / planなどの後ろには不定詞を使います。形容詞的用法ではa chair to sit on(座る椅子)のように、前置詞が必要なこともあります。

疑問詞+不定詞​

Please show me how to use this tool.

このツールの使い方を教えてください。

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what to doは「何をすべきか」、where to goは「どこへ行くべきか」です。how toだけでなく、疑問詞全体を一つのまとまりとして扱います。

人+to不定詞​

I want you to check this paragraph.

この段落をあなたに確認してほしいです。

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She asked me not to share the file.

彼女は私に、そのファイルを共有しないよう頼みました。

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want / ask / tell + 人 + to不定詞では、その人が動作をします。不定詞の否定はnot toが基本で、次の節で位置と意味を比べます。It's important for us to test the backup.では、テストするのはusです。形式主語は否定・強調・倒置で扱います。

to不定詞の否定:not to+原形​

基本の形はnot + to + 動詞の原形です。「〜しないこと」「〜しないように」と、不定詞が表す行動を否定します。不定詞の中には、通常の否定文のようにdon't / doesn't / didn'tを入れません。to don't shareではなくnot to shareです。

We decided not to deploy the update.

その更新をデプロイしないことに決めました。

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Please remind me not to overwrite the file.

そのファイルを上書きしないよう、私に念を押してください。

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decided [not to deploy]は、しないという決定です。remind me [not to overwrite]では、上書きしないのはmeです。ask / tell + 人 + not to ...でも、人の後ろにnot toを置きます。

文の動詞を否定する場合との違い​

We didn't decide to deploy the update.

その更新をデプロイするという決定をしませんでした。

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これは[didn't decide] to deployで、否定しているのは「デプロイすると決めたこと」です。未決定の場合などもあり、「デプロイしないことに決めた」とは限りません。decided not toとdidn't decide toを同じ意味として覚えず、何を否定しているかを確認します。

受動態や、目的を表す不定詞の否定​

I asked not to be added to the mailing list.

メーリングリストに追加しないでほしいと頼みました。

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We use dummy data in order not to expose personal information.

個人情報をさらさないように、ダミーデータを使っています。

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受動態ならnot to be + 過去分詞で、「〜されないこと」を表します。目的を表すin order to / so as toの否定は、in order not to / so as not toです。「〜しないために」と、避けたいことを明示できます。

to notは間違いなのか​

We decided to not deploy the update.

その更新をデプロイしないことに決めました。

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toと動詞の間にnotなどを挟む形を「分離不定詞」と呼びます。to not ...も会話や文章で使われ、この例ではnot to ...と同じ意図を表せます。一律に文法の誤りとはしません。

ただし、語の位置によって強調や否定の範囲が変わる場合もあります。迷ったらnot to + 原形を基本にし、文書や試験で指定された方針がある場合はそれに合わせます。

too ... toとenough to​

The file is too large to upload.

ファイルが大きすぎてアップロードできません。

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The room is large enough to hold ten people.

その部屋は10人が入れるくらい十分に広いです。

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too + 形容詞 + toは程度が過剰でできないこと、形容詞 + enough + toは十分な程度を表します。enoughの位置に注意します。

toを付けない原形不定詞​

let / make / have + 人 + 原形などでは、toを付けない原形不定詞を使います。helpではhelp me check / help me to checkの両方が使えます。

I saw him cross the street.は「彼が通りを渡るのを見ました」です。知覚動詞の後の原形は一連の動作、crossingは途中の様子に注目します。

使役動詞のmake・have・get・let​

使役の構文は、人に何かをしてもらう・させる、ある行動を許すなどの関係を表します。同じ日本語の「〜してもらう」「〜させる」でも、強制・手配・働きかけ・許可のどれかによって英語を選びます。英語の使役そのものが敬語なのではありません。

動詞と形主な働き例文・日本語訳
make+人+原形強制する、ある行動・反応を引き起こす
The manager made us redo the report.
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マネージャーは私たちに報告書をやり直させました。
have+人+原形作業を担当してもらう、手配する
I'll have our engineer review the logs.
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当社のエンジニアにログの確認を担当してもらいます。
get+人+to不定詞働きかけて行動を実現する
We got the vendor to provide a test environment.
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ベンダーに働きかけて、テスト環境を提供してもらいました。
let+人+原形行動を許す、妨げない
The manager let us leave early.
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マネージャーは私たちの早退を認めました。
help+人+原形/to不定詞行動を手助けする
Could you help me check the logs?
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ログの確認を手伝っていただけますか?

make / have / letのこの形にはtoを付けず、getには付けます。get our engineer reviewではなくget our engineer to reviewです。ask / tell / allow + 人 + to不定詞も、後ろにtoを使う別の形です。

makeはいつも「命令する」ではない​

The error message made me think the upload had failed.

エラーメッセージを見て、アップロードは失敗したのだと思いました。

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ここでのmakeは、メッセージがそう思う原因になったという意味です。人への作業指示では強制の響きが出ますが、物や出来事が感情・反応を引き起こす場合もあります。

haveとgetは丁寧さの段階ではない​

haveは、仕事上の担当やサービスの手配などに使えます。必ず強制というわけではありませんが、話し手が作業を手配できる立場だという前提が伝わることがあります。

getは、頼む・調整する・説得するなどの働きかけに注目します。必ず説得や強制を意味するわけではなく、文脈によってhaveと意味が近くなることもあります。

「社内ならhave、社外ならget」「getならhaveより丁寧」という固定の使い分けはありません。誰に対して、どの権限・合意に基づいて作業を頼むのかを確認します。

have/get+物+過去分詞​

We had a specialist inspect the server.

専門家にサーバーを点検してもらいました。

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We had the server inspected by a specialist.

専門家にサーバーを点検してもらいました。

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We got the certificate renewed.

証明書の更新を手配し、更新してもらいました。

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have + 人 + 原形は作業者を、have / get + 物 + 過去分詞は作業の対象を示します。2番目の文ではthe serverが点検される対象です。この使い方のgetは、ややくだけた場面でも使われます。

We had the server inspected.は、主語weの受動態ではありません。hadが文の動詞で、目的語the serverにinspectedという過去分詞が続く使役の構文です。受動態との違いも確認してください。

また、have + 物 + 過去分詞は、望まない出来事を経験する意味にもなります。I had my laptop stolen.は「ノートパソコンを盗まれました」で、盗むように依頼したという意味ではありません。get something doneにも、自分で作業を終える意味になる場合があります。形だけで常に他人への依頼と決めつけず、文脈を確認します。

makeの受動態とletの言い換え​

We were made to redo the report.

私たちは報告書をやり直させられました。

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We were allowed to leave early.

私たちは早退を認められました。

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能動態のmake + 人 + 原形を受動態にすると、be made + to不定詞に変わります。letの「許可された」は、通常be allowed toで表し、We were let to leave.とはしません。be let in(中に入れてもらう)などの別の使い方もあるので、letに受動態が一切ないということではありません。

社内外での指示・依頼・許可を区別する​

社内と社外では、共有している役割や作業への期待が違うことがあります。ただし、社内の人なら命令してよい、社外の人には使役を使ってはいけない、という規則ではありません。相手本人に頼むのか、自社の担当者への手配を相手に報告するのかも分けます。

場面例文日本語訳・伝わること
顧客に自社の対応予定を伝える
I'll have our engineer review the logs.
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当社のエンジニアにログの確認を担当してもらいます。自社内の手配です。
同僚・顧客本人に作業をお願いする
Could you review these requirements?
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この要件をご確認いただけますか?相手への依頼です。
相手に相手側の担当者への手配を頼む
Could you arrange for someone on your team to review these requirements?
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そちらのチームの方に、この要件をご確認いただけるよう手配をお願いできますか?
自分が担当者に依頼する予定を伝える
I'll ask our engineer to review the logs.
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当社のエンジニアにログの確認を依頼します。依頼する予定で、受諾・完了の報告ではありません。

I'll have our engineer ...は、顧客に対して使っても、それだけで失礼になるわけではありません。作業者は顧客ではなく自社のエンジニアです。ただし、担当者の稼働や権限を確認せず、手配できると約束しないようにします。

相手側に手配を頼むCould you have someone on your team review the logs?も使えます。使役かどうかだけで丁寧さを判断せず、対応可否を尋ねる形、背景、範囲、期限を合わせて伝えます。

相手を動かすことと、協力をお願いすること​

I'll make you review the logs.は、相手に強制する意味が前に出ます。I'll have you review the logs.も、作業の割り当てや指示のように聞こえることがあります。通常の同僚・顧客への協力依頼なら、まずCould you ...?などで可否を尋ねる方法を検討します。

I'll get the client to approve the proposal.は、「顧客に働きかけて承認を得る」という意味です。調整の報告として使える場合もありますが、顧客本人への依頼では、承認を既定の結果として扱うのではなく、確認と判断をお願いするほうが目的に合う場合があります。

Could you review the proposal and let us know whether you approve it?

提案をご確認いただき、承認するかどうかをお知らせいただけますか?

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合意済みの担当作業や必須の手順なら、その根拠と必要性も説明します。pleaseを付ける、使役を別の動詞にするなど、1語の変更だけで権限や負担の問題がなくなるわけではありません。

letは許可であり、担当の割り当てとは限らない​

I'll let Alex review the logs.は、Alexが確認することを認める・妨げない意味になり得ます。確認作業を担当してもらうという手配を明確にしたいなら、I'll have Alex review the logs.などを使います。文脈によってはletで役割を譲る意味も出るので、誰が何をするかを確認します。

「〜させていただく」を機械的に英訳しない​

日本語の「〜させていただく」は、許可への配慮や丁寧な申し出・説明などの場面で見かけます。ただし、その日本語に使役の形があるからといって、英語も必ずlet / make / have / getにするわけではありません。実際に伝えたい行為と関係から選びます。

伝えたいこと例文日本語訳
自分の作業予定
I'll check the logs and get back to you.
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ログを確認して、あらためてご連絡します。
本当に許可を求める
May I access the test environment?
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
テスト環境にアクセスしてもよろしいですか?
説明を切り出す
Let me explain the change.
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
変更点を説明します。
自分が説明したいと申し出る
I'd like to explain the change.
速度 1.0 / 自動選択 / en-US
変更点を説明したいと思います。

Let me check.は「確認させてください」という許可の依頼や、「こちらで確認します」という申し出として使えます。Let me explain ...も、必ず正式な許可を求めるわけではなく、説明を始める定型的な切り出しです。相手が話している最中に使えば、遮って説明し直す響きになる場合もあります。

Please let me know if this deadline is difficult to meet.

この期限に間に合わせるのが難しい場合は、お知らせください。

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let me knowは「知らせる」という定型表現です。「私が知ることを許可してください」と直訳しません。letがあるだけで、日本語の謙譲・尊敬の意味が自動的に付くわけではありません。

社内外の依頼では、社内のレビュー依頼、社外の確認依頼、依頼の言い回しのように、役割・対象・対応可否・期限を明示します。会話での申し出はコードレビューでも確認できます。

確認問題​

  1. 「日付を確認するためにメールしました」をto confirmで英語にしてください。
  2. Please tell me what ___ next.にdo / to doのどちらを入れますか?
  3. Let me ___ the settings.にcheck / to checkのどちらを入れますか?
解答・解説を見る
  1. 次のように書けます。to confirmはメールした目的を説明します。

I emailed to confirm the date.

日付を確認するためにメールしました。

速度 1.0 / 自動選択 / en-US
  1. to doです。what to doで「何をすべきか」を表します。
  2. checkです。let + 人の後は原形です。

関連項目:動名詞

参考:English Pageのlet・make・have・get、Perfect English Grammarのhave・get、Cambridgeのmake、非定形節の否定、Test-Englishのnot toとto not